金融の知識なんてまったくないけど、賢い運用したい人にお勧めの本。難しいことは分かりませんが、お金の殖やし方を教えてください!を要約しました

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本書はお金の運用に関してど素人である大橋弘祐さんが金融のプロである山崎先生に、質問しながら知識を得る形式をとっている。当記事では要点だけまとめてみた。

定期預金より国債を買ったほうがよい

定期預金より国債のほうが安全な理由は、銀行と国のどっちが先に潰れるとしたら銀行のほうが先に潰れるから。単純に信用力の違いである。

日本は借金まみれというが、国債の買い手のほとんどが日本国民であるため、いざとなればお金を刷れば返済が可能。

リーマンショック時ですら、世界の投資家達が安全資産として買ったのが日本円であるという事からも、日本国債の安全度は他の金融商品に比べて相対的にかなり高い(当然銀行の定期預金も含む)

国債を買う場合個人向け国債の変動10年型が無難。国債は最初の1年はおろせないが、それ以降は1年分の金利を払えば、いつでも換金できる。

利息なんて雀の涙でいいから、とにかく自分の資産を安全にとっておきたいという方は、定期預金やタンス預金より最も安全な国債がいい。

複利で運用せよ

貰った利息をそのまま投資に回せば複利で運用することができる。
5%の単利で100万円を運用した場合、複利で運用した場合、20年後それぞれ何円になるのか?

単利だと200万円だったものが、複利だと265万3298円になる。

ただ黙って再投資するだけで、これだけの差がでるのだから複利の暴力といってもいい。

外貨預金や銀行が扱う投資信託には手を出すな!


銀行には対面式の運用相談コーナーなどがある。彼らの年収は最低でも800万円は超えている。そのお給料はどこから出るかというと、客が払う手数料で賄われている。

つまり銀行が売る投資信託は構造上、人件費という余計な手数料を払う必要があるため金融商品としての魅力が極めて薄くなっており、客が資産を運用するための商品というより、銀行員が食べていくために作られた商品であるといっても過言ではない。
ネット証券が扱う投資信託ならば余計な人件費がかかっていないので、その分手数料が安い。本書ではその中でも



上場インデックスファンドTOPIX(国内の投資信託) 
ニッセイ外国株式インデックスファンド(海外株式の投資信託) 

を薦めている。これらの商品を薦める理由だが、手数料が安いからであり、近年抜群の投資成績を残したわけではない。そもそも成績を元に良い金融商品を買おうとする行為自体無意味だと山崎先生は言う。

何故先を読むことが無意味なのか?

わかりやすい例として、1990年代アメリカで活躍していたのカリスマトレーダ、メリフェザーがノーベル経済学受賞者らと共に、LTCMというファンドを作ったが、なんとたった5年で破綻した。

彼らのファンドはその知名度と実績から世界中の人間がこぞってお金を預けたが、結果はお察しである。

つまりどの投資信託が上がるか下がるか分からない以上、手数料を下げる事が重要だというわけである。

持ち家は買わないほうがよい

家を買うためにローンを組むと生命保険に入らなければならない。これは銀行の奴隷になるということ。

これからの時代人口減少は避けられないので、住宅需要は減り、住宅の価値は目減りしていく。マンションは土地の所有権がほとんどないので、ローンを払い終わったころ、老朽したマンションに価値は残りづらい。

自分で住むのだから、金融商品としての価値は考えなくてよいというが、自分で着るものでもユニクロのTシャツを1万円以上では買わない。だからこそ価値と価格は正しく比較する必要がある。

それでもマイホームを買いたいときは、繰り上げ返済をしてなるべく早くローンを返済すること。複利の暴力は借金返済時にもかかってくるので、全力でローンを返済して負債を減らすといい。

医療保険に入らない方が良い いざというときは高額医療で充分

民間の保険のコストは高い。勧誘にくる保険レディの人件費、CMにでる女優のギャラ、そして最もばからしいコストとして詐欺コストがある。

保険会社はあらかじめ、保険金詐欺を受けることを想定して保険料を決めている。つまり保険に入ると言うことは、保険金詐欺で私腹を肥やす人間にお金が流れていくことになる。

開示されていないので、推測になるが一般人が払う保険料の半分は、人件費や広告費や詐欺コストなどで消えることになる。

このことから保険は「負の宝くじ」と呼ばれている

ならばどうやって病気の時に備えるかというと、日本には高額療養費制度がある。低所得者は毎月35400円以上かかることはない。年収370万円になると毎月57600円。

年収1160万円を超える高額所得者が1000万円もの医療費がかかったとしても

252600円+(10000000-842000)×1%が上限となり毎月の上限は94000円となる。

つまり毎月高額の保険を払い込み、その半分が女優のギャラなどに溶かす民間保険よりも、自分自信で保険通帳を作っておいたほうが、コストパフォーマンスに優れているということになる。

私的な感想

おそらくだけど、これみると多くの人が反発しちゃうんじゃないかしら。人って信用があるところのサービスを受けたがるじゃない?大手の保険会社とか銀行なら安心みたいなさ。

でもこの本はそういう人任せ主義を真っ向から否定しており、その根本にあるのがコスト負担という概念。

誰が目の前で相談している人のお金払ってるの?CMに出てくる女優さんのギャラは元はというと誰が負担しているの?あなたでしょ?ってね。だから構造上手数料がかからないサービスを利用して賢く財テクしましょうと。

世の中のサービスは分かりづらいものほど要注意だと思うわ。人参が一本1000円で売っていても誰も買わないけど、保険やら投資信託やら外貨預金だと一本1000円の人参が売れちゃう現実がある。

この本の最後だけど、一番大事なのは日々働くことですって!!さんざん常識と外れた事いっているのに、最後はもっと常識的なことをいうあたりあなどれないわ。

ということで難しいことは分かりませんが、お金の殖やし方を教えてくださいの要約でした。

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