私小説

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車中泊生活

「今は車中泊しているの」 彼女の愛車である軽バンの中には至る所に物が溢れていた。ここで生活しているという言葉は伊達ではなく、カップラーメンにガスコンロ。コンビニ弁当や空き缶のゴミなどが散乱しており、衛生的な場所とはいえな...
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2回目の電話

伯母と電話をしたことで私の中に生じたちょっとした好奇心は満たされる。酷い話であったが、従姉妹に対してさしたる悪感情はなかったため彼女の窮状を喜ぶ事はなかった。 これが兄ならば生ハムを買ってきて、それをつまみにしながらウィスキー...
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伯母との電話

「お久しぶりです、伯母さん」うわずった声を出さないように苦労しながらも挨拶を終え、話題は世間を騒がしているウィルスへと飛んだ。伯母は徹底的なアルコール消毒とマスクとうがいと手洗いを家族に呼びかけていたが、伯父はというと、俺たち...
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2万円を借りに来た従姉妹の窮状

従姉妹は母の姉の娘であり、幼い頃はよく遊んだ……というわけでもなく有り体に言うとたいして仲がよくなかったので電話の相手が彼女だと分かったとき、叔父か伯母に不幸があったのだと想像していた。 電話番号どこで?と聞くと年賀状に書いてあった...
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